この夏をふり返る その1 / 今を春べと咲くやこの花 |
次女ちゃんのバヤイ。

次女ちゃんがこのマンガをきっかけに競技かるたに興味を持ったのが昨冬。
それがこの夏、ついに大会に出ちゃいました!

なんと、ちはやふる杯・西日本大会です。
GWに行われた東日本大会は応募10倍の狭き門。
西日本大会も同様で、抽選に通れば儲けモノ、のノリで応募したところ見事当選。
コレだけで狂喜乱舞したのは言うまでもありません。笑
出場通知が来たのが7月中旬、大会は8月4日。
本格的に練習したのはこの間の2週間程度でした。
かるた会の練習に参加したり、お友達と集まって練習したり

自宅でも自主練したり(例の専任読手のCDが大活躍)
そうして、行って来ました真夏の京都嵐山!
会場は、百人一首の殿堂・時雨殿。


前日から気合を入れての京都入りです。(←ちょいと観光目的も・笑)
さて当日。

出場枠は64チーム、3人一組で戦う団体戦です。
これが午前・午後の二部に分かれていました。(次女ちゃん達は午前の部)
64チームが16ブロックに分かれ、1ブロック4チームの勝ち抜き戦で
勝ち残った16チームが10月に行われる決勝大会に出られるのです。
マンガをきっかけにかるたを広める、という主旨の
初心者向けの大会と聞いていたけど、なんのなんの、これがどっこい!
出場者は全員が100首暗記、中には有級者もいるというつわもの揃い。
おいおい、マジですか~、と弱気になったのは親のみで、子供たちは挑む気満々。
まずは暗記の15分から、緊張の試合が始まりました。

『難波津に 咲くやこの花冬篭り 今を春べと咲くやこの花』
序歌が詠まれた瞬間から、全てのチームのすべての子供たちが、身を乗り出し
かるたを取りに行く構えに入ったあの光景は、どんなスポーツ競技にも負けていない
緊張感に溢れていました。
見ている自分にも鳥肌が立つほどの瞬間でした。
そうして長いと思った100首の戦いは、あっという間に過ぎました。

結果。残念、決勝大会出場はなりませんでした。
初戦で当ったチームが手強く、2-1で負けてしまいました。
でもでも、次女ちゃんがんばりました。
チームメイトの2人が先に負けを喫し、決勝進出は無理とわかった後も
せめて自分は勝つとの気迫でがんばったそうです。
押され気味で苦戦する中、終盤、6枚差を持ちこたえ、
最後の一枚の運命戦にまで持ち込んで、見事一勝をもぎ取りました。
見ていた方の緊張もハンパありませんでした。
最後のホントに最後の一枚が取れた瞬間、マンガに負けないほどの
ドラマチックな勝ち方に、思わず「良し!」と声が出ちゃったりして。
(ホントは声だしちゃいけないんだけど…。)
でね、ホントにホントに、掛け値や贔屓目ナシでコイツかっこいいゾって
思っちゃったんです。(←え?親バカ? 笑)
ウチのお嬢さんたちは、どちらもほんわか系(ぼんやり系とも言う)
ここまで勝負事にキリリと向かって行く姿、初めて見せてもらいました。
ここ最近の仲間との練習の切磋琢磨で、格段に成長してたみたいです。
目標があるって、目標に向かうって大きい。
2戦目はせめてみんな勝って帰ろう!と決めて挑み、こちらも
目標どおり3人全勝して最後を飾れました。
初戦の相手がブロック優勝を決め、10月の決勝大会に進みます。
子供たちが「おめでとうございます。頑張って下さい。」と声をかけたら
「いい試合をしてくれてありがとうございました」と言ってくれたそうです。
おぉ、スポーツマンシップやね~。
負けちゃったけど、得たものは多く、なかなかの満足感を持つことが出来ました。
大会に出られたこと、本当にいい経験になりました。
見るだけだった私たちにも。
育ち行く我が子の成長を目の当たりに出来た、この夏一番のイベントだったかな。
上の句一文字詠まれただけで、札を取りにいけるあの記憶力。
もっと他で(勉強で)活用出来んじゃね?と思いたい親心。
「好きだからできるんだよ~」だって。
ごもっとも。

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